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発光ラインテープ

 

 ELとは、Electro-Luminescenceの略で「電子発光」を意味します。蛍光灯に比べ消費電力も低くとてもエコロジーな照明です。蛍光灯では実現不可能な全面照射が可能です。
 ELは、電極の間に無機物または有機物の発光体をはさんだキャパシター(蓄電器)構造です。とても薄く軽量、さらに柔軟で円柱にも簡単に設定できます。
 旧ソ連で開発されたELは赤外線に反応しないため、夜間ヘリコプターの発着の目印として利用されました。この技術を更に発展させたのはイスラエルと言われています

 

【構造】その電極全体に交流電圧を加えることによって、発光体粒子内の電場に変化を起こして発光します。
【長所】非常に薄く軽量で持ち運びも容易で、鮮やかな光を放ちます。この光は虫が寄りにくいものです。虫が全く寄らないものではありません。
【短所】発光させるためにはインバータが必要で、このインバータから微量の高周波音が発生します。また紫外線に弱いです。
【寿命】高輝度の場合は10,000時間程です。明滅でご利用の場合はさらに約2倍程度長持ちします。
    寿命が来た時点で瞬間的に発光しなくなるということはありませんが少しずつ輝度が下がります。
 
 
 
 
無機ELと有機ELの違いは?
 
 ELには、有機と無機があります。
 
 「有機物」とは炭素原子が主体となり、タンパク質、石油、砂糖など生物により生成される物質です。
 
 一方の、無機ELは発光体に「硫化亜鉛」などの鉱物、すなわち「無機物」に電流を流して発光させます。
 
 無機ELは発熱がなく、スクリーン印刷により色を表現するため有機ELよりもコストが安いというメリットがあります。
 
 ただ、アニメーションの実現、テレビ化の実現にはまだ技術的な課題がありますが、価格は比較的安価なため用途によって活躍が期待されています。